カールツァイスPancloar f1.8 / 50mm

カールツァイスPancloar f1.8 / 50mm
レンズの特徴
大変美しいボケ味と非常にシャープな解像点を併せ持つ稀代のレンズで、戦後の Carl Zeiss Jenaブランドを象徴する看板製品でした
f1.8の明るさを持ちながら最短撮影距離 0.33mとかなり寄ることもでき、優秀な設計のおかげで美しいボケを描写します
本レンズの前期型は酸化トリウム硝材を用いており、経年変化によるレンズの黄変が問題となっていましたが、概ね1970年台製造から後期型へ設計変更され、トリウム硝材を使わない設計に置き換えられております (概ね個体番号855260以降がトリウム硝材使わない新設計)。
ゼブラ鏡胴の外観を持つ後期型で流通量は少なめの個体となります(後期型は黒鏡胴がほとんど)。


M42マウントです。
トリウム硝材を使わない後期型設計には珍しいゼブラ鏡胴です。
後期型、個体番号No8793244、1970-1975の間に製造されたレンズと思われます。
レンズ表記がCarl Zeiss Jena でなく aus JENA となっておりますが、これは東ドイツからの輸出用表記だそうで、間違いなくCarl Zeiss Jena 製ですのでご安心ください。


焦点距離50mm f1.8
フィルタ径49mm
絞り f1.8-22
最短撮影距離 0.33m